農的体験と遊びの融合をめざした、21世紀型子育て支援事業

 不登校、ひきこもり、拒食症、犯罪、児童虐待など、今、子育てが危機的状況に置かれてきています。NPO法人「富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊」は、「遊び」と「農的体験」を融合させた21世紀型の新しい子育て支援事業をシンプルな形で提案し、その実現を目指します。

子どもたちの現実に目をそらさず、もう少し具体的に見てみましょう
 子どもたちの生活は朝から晩まで分刻みで「急がされ」ています。電子ネットワーク化は子どもと大人の境界を消滅させ、子どもの大人化を促進しています。家族のゆったりとした団らんなんてどこにいったのでしょう。ほんの20年前まで子どもたちは鎮守の森や野山を駆けめぐって遊び回り、秘密基地の中で子ども同士の世界を築き、心身を育ててきました。遊び時間や場所や仲間はどこにいったのでしょう。親達が日頃の申し訳に連れて行ってくれる「大型レジャー施設」や「買い物」で、はたして子ども時代の遊びと代替えすることができるのでしょうか。

大人社会に目を向けてみましょう
 大量にモノを作り、奪い合い、そして、捨て汚すという、これまで日本社会が巡ってきた道。そんな社会の中で大人達は仕事に明け暮れ身も心も疲れ切っているのが現実です。効果・能率や成果・結果を追い求めるあまり精神に異常をきたす人も多く出てきました。

私たちがめざすもう一つの道
 これまでの道を歩み続けていては、日本に未来はありません。私たちは経済評論家・内橋克人さんが提案する道に耳を傾けることにしました。それは、「呼吸する生き物としての人間という人間という原点」に立ち戻り、人間を包み育む大地である地球に感謝し共生していくことを第一に考え、農的生活(生き方)を子どもたちに提示していくことだと考えました。農的生活とは「生きる」こと、「暮らす」こと、「働く」ことがひとつとなり、病んだ現代人の精神も身体も癒し生きることの原点を見せてくれるでしょう。子どもたちも大人達も農的体験ができるように、森林組合とも提携し、八尾町に森や里山の「子どもイタズラ村」の創設をめざします。一方、町での子育て支援活動も行います。ここでは、子どもたちを育てる支援と同時に育てる環境としての大人たちや若者も育てるような企画を立て実践します。町には多くの母親が子育てに疲れ、学ぶ方向を見失いつつある大学生や高校生もいます。子どもが育つ環境としての大人が元気にならなくてはいけません。

 私たちは子育ての原点は、「遊び」の保障であると考えています。早川たかしが20数年間子どもイタズラ村で行ってきた遊びの実践が土台となっています。無心にひたすら遊ぶ子どもの姿に、人として必死に生きようとする力を見ることができるのです。子どもは遊ぶ時代があったからこそ大人になっても生きていくことができるのです。「遊び力」=「子ども力」がこれからの人類を救うのではないでしょうか。ルソーはこう言っています。「まず、腕白っ子をつくらなければ、人間はつくれない」。NPO法人「富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊」と共に行動し、育ち合いませんか。皆さんのご協力とご支援を待っています。


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NPO法人 富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊